コロナウイルスの影響でリモートワークをされる方が増え、外出自粛要請、子供の学校の休校と、夫婦や家族で過ごす時間が増えていますよね。そんな中、「コロナ離婚」という言葉が話題になっています。
コロナウイルス感染の恐怖、在宅勤務がうまく機能しない、育児する時間が増えた、経済的な不安、外出できないなどのストレスを抱えている中、夫婦で過ごす時間が長いとどうなるか？
溜まったストレスのはけ口がなく、イライラしてついパートナーにあたってしまう？
夫婦仲がギクシャクするのは、そんな単純なことだけではありません。
コロナウイルスは、あくまでも離婚へと背中を押す材料。コロナ離婚は、今までの蓄積が結果となって表れただけのことだと思いませんか？
では、夫婦間のギクシャクを修復するにはどうすればいいのか？コロナ離婚を避けるためにはどうしたらいいのか？
コロナ離婚をしたくないあなたに、今からでもできる３つのヒントをお伝えします。
コロナ離婚の原因って何？
では、コロナ離婚の原因について、まずは考えていきましょう。
思い当たることはないですか？
- 家事や育児を手伝わない・手伝った家事や育児について文句を言う
- コロナウイルスへの対応の違い（危機管理能力の欠如・神経質すぎる）
- 経済的な不安（自分より妻の方が仕事量が多い・こんな状況でも浪費している）
いくら仲のいい関係だったとしても、長い期間四六時中一緒にいるのはストレスが溜まるものですよね？
それに加えてこのような状態だと、さらに夫婦仲をギクシャクさせる原因になってしまいます。
原因を一つ一つ詳しく見ていきましょう。
コロナ離婚の原因１：夫が家事や育児を手伝わない
コロナウイルスの感染拡大から、リモートワークになった方も多いですよね？
そこで問題になってくるのが、家事と育児の分担です。普段から全く家事も育児も手伝ったことがない旦那様は要注意です。
ご夫婦2人とも在宅勤務している場合、どちらが家事や育児のボリュームが多いでしょうか？
リモートワークは数時間なのに、専業主婦の奥様の手伝いを全くせず、いつも通り雑用をお願いしてないでしょうか？
ご主人だけリモートで、奥様だけが通常勤務。奥様の愚痴をしっかり聞いてあげてますでしょうか？
夫婦2人ともリモートワークに切り替わりました。学校も休校で、小学生と保育園の子供が2人とも家にいる状態です。
はっきり言って、全く仕事になりません。夫は仕事で電話することが多いので、そのたびに子供たちを静かにさせるため、私が子供に付きっ切り。食事の支度もしないといけないので、仕事をしている暇がありません。
主人がテレワークしているのですが、仕事は3時間程度しかしていません。それなのに、いつも通りの感じで雑用を言いつけられイライラします。専業主婦ですが、こんなときくらい子供の面倒を見るくらいしてくれてもいいのにと不満が溜まっています。
今月から、主人は在宅勤務に切り替わりました。私の仕事はリモートできる業務ではないので毎日通勤しています。コロナが蔓延する中通勤するストレスや不安があるのに、私の話を全く聞いてくれません。と言うか、疲れている私を見てため息をついたりしています。もう、諦めていますが離婚も近いのかとコロナ離婚をリアルに感じています。
リモートワークの時間を確保する方法はこちら
コロナ離婚の原因２：妻が手伝った家事や育児について文句を言う
旦那さんが自分なりに手伝ってくれたことに、ダメ出しや文句を言ったりしていないでしょうか？
普段、家事も育児も手伝ったことがない旦那さんは、何をしていいかもわからない状態です。しっかり指示を出してあげないと、全くわかりません。
食器を洗ったら「皿が汚れている。」、洗濯物をたたんだら「たたみ方が汚い。」、子供の洋服を探していたら「洋服の場所もわからないの？」など・・・本当に気が滅入ってしまいます。手伝わない方がいいのでしょうか？
私がやった方が早い。と言って手伝わせてもらえません。仕事が終わり何もすることがないのでテレビを見ていると、「あー疲れた」の一言。家事をやってもらって有難いと思っているのですが、何か腑に落ちない感じになっています。
コロナ離婚の原因３：コロナウイルスへの対応の違い
次に問題となってくるのは、危機管理に関する考え方の違いです。
コロナウイルスに対してしっかり対応していると思っていても、旦那さんにしてみれば妻の行動が神経質すぎる！奥さんにしてみれば、夫には危機管理能力がない！と思われているかもしれません。
帰宅後、全身に消毒スプレーを吹きかけられます。アルコールを水で薄めたやつです。その後すぐにシャワーを浴びるのですが、子供が僕に近づかないようにガードする姿は、毎日見ているんですけど結構ショックです。ばい菌扱いですよ。会社から帰った時だけでなく、妻に頼まれて近くのコンビニまで出かけただけなのに、同じことを繰り返されて正直、もう持たないかもって思っちゃいました。
外から帰っても、何も言わないと手洗いさえしません。外出自粛中なのに、ふらふら散歩に出かけたり、何かあってからでは遅いって思わないのか不思議です。自分が感染すれば、私や子供が感染するという意識がないのでしょうか？
コロナ離婚の原因４：経済的な不安
コロナウイルスの影響で仕事が減り、今後の生活に対して不安を抱えている方は私も含めて多いのではないでしょうか？
会社の倒産や、自身の解雇、業界全体の不況による転職・再就職の困難。お子さんを持つ親にとっては大変な問題です。
経済的な不安は誰でも持っていること。さらに、新たな要因が加わると不安は増大していきますよね？
フリーランスをしているのですが、コロナの影響で仕事がほとんどキャンセルになってしまいました。このままだと収入はゼロです。妻は現在も毎日通勤して仕事をこなしています。妻はまだ何も言わないのですが、見えないプレッシャーと言うか、かなり肩身が狭く将来の不安ばかりです。
先日、宅配便が届いたので何かと思ったら、主人が勝手にネットオークションで趣味の車のパーツを買っていました。子供の大学受験も控えているのに、一言相談があってもいいのでは？と思いました。コロナの影響もあり、節約をしたいのに、自分だけのことしか考えていないようで不信感が湧きました。
コロナ離婚をしたくない！気を付けたい３つのこと
コロナ離婚の原因になる理由についてご覧いただいたのですが、いかがだったでしょうか？
何か自分に思い当たることがあれば、すぐにでも改善していきたいですよね。
コロナ離婚をしたくないなら、心にとめておきたい、すぐにでも実行したい3つのことについてお話しします。
- 相手を思いやる気持ち
- 価値観の違いの摺り寄せ
- この状況を一緒に乗り越えたいと思う気持ち
コロナの感染拡大で深まった夫婦の溝を埋めるには、話し合い・理解・協力が必要です。
ストレスがあるのは当然。付き合い始めた頃、結婚を決めた理由を思い返してみながら、「話し合い・理解・協力」ができるか、考えてみてください。
コロナ離婚をしないためにすべきこと１：相手を思いやる気持ち
仕事の状況が困難、家事や育児での時間のなさ、子供の勉強の遅れ、外出できないイライラなどのストレスはお互い持っています。
家事や育児の分担、リモートワークのやり方、家族で家でどう過ごすか。など話し合う時間を持つことが大切です。
紙に書いてスケジュールを管理するのも一つの方法です。
そして、自分の分担よりも多く仕事をこなしてあげる。そうすることで、相手への思いやりを形として見せてあげてください。
してくれたことについて、必ず「ありがとう。」と言葉に出して言うことも大切。
座っただけでご飯が出てくる。箪笥には洗い立ての洋服がきちんと並んでいる。掃除された床に座れる。これは、当たり前のことではありません。
家はレストランでもなければ、ホテルでもありません。お互いの仕事に感謝する気持ちを大切にして、しっかり言葉に出して表現してください。
ソファーに座ってテレビを見ているのは、なぜでしょうか？することがわからないからかもしれません。旦那さんをアルバイト初日の新人だと思って、丁寧に教えてあげてください。
外でしっかり仕事をこなしている人です。指示があればきっと答えてくれます。言葉に出して言わないと、旦那さんは超能力者ではないので、あなたのして欲しいことを察知してはくれません。
バイト新人は、コツをつかんで仕事を覚えるまで時間もかかるし、仕事の内容もイマイチです。あなたが今までしてきたことのノウハウを教えてあげてください。褒めることもお忘れなく。
嫌味な先輩だと、バイトを辞めてしまいますよ。シフトが増えて困るのはあなたです。
コロナ離婚をしないためにすべきこと２：価値観の違いの摺り寄せ
なぜこの人と結婚したのでしょう？
四六時中一緒にいることで、小競り合いがあるのは当然。そもそも、一緒にいること自体が苦痛なのでしょうか？それとも、お互いの距離感を大切にして一人の時間を持ちたいだけでしょうか？
もし前者なら、コロナで離婚が早まるだけのこと。後者ならスケジュールの話し合いで解決するかもしれませんね。
コロナに対する考え方や要望も、話し合っておくことが重要です。感情的にならず冷静に、相手に協力したい意思を伝えながら話し合えば、自分への理解が深まったと気分も良くなり話しやすくなります。
まず伝えたいことは、相手への理解。否定から入っては、話し合いになりません。まずは、ありがとうの気持ちを忘れずに。
コロナ離婚をしないためにすべきこと３：この状況を一緒に乗り越える
世界的に広がっているコロナウイルス。今度も終息するかわからない状態です。
コロナが終息するのか、それともコロナと共存しながらの生活が続くのか。未だに答えが見えませんよね。
誰にもわからない状況の中、あなたは一人で生きる道を選ぶ勇気がありますか？
家族一緒なら、協力して乗り越えることができるかもしれません。
今だから、家族で生き残る道を話し合ってみてはいかがでしょうか？
え？そんな風に考えてたの？思っていたことと違った・・・なんて、びっくりするような意見が出てくるかもしれません。
都会の刺激ある生活を離れて暮らす方法、在宅でできる仕事を探す方法、子供の教育が遅れない方法、一人の時間を作る方法、家族で一緒に楽しむ時間を作る方法、話はいくらでも尽きないでしょう。
相手の価値観を理解しているのは自分だと思い、価値観に合わせながら話を進め、自分の意見を出していく。思いやりを持って話し合ってみてください。
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