日系の産業用機械の会社でソフトウェアの開発を行っています。
就職して数年は日本で業務を行っていたのですが、昨年よりイギリスに駐在し、現在もイギリスで業務を行っています。
職場は20人弱で日本人は私一人、他はイギリス人、ヨーロッパの方々となります。
とあるイギリス企業でのコロナウイルスへの影響と対策
家から会社までは徒歩圏内であり、徒歩か車で通勤をし、食事は基本的に家で妻と食べています。うがいを徹底し、手洗いの後はアルコールを手になじませるようにしています。
また、階段の手すりなど人がよく触れるところはなるべく触らないようにし、ドアノブなど避けることができないものは、触った後なるべくすぐに手洗いもしくはアルコールで消毒するようにしています。水分補給もこまめに行っています。
ウイルスが喉に付着した場合も胃まで流し込んでしまえば、体に吸収されることはないと耳にしたので、15分か20分おきに飲み物を飲むようにしています。 また、人混みは極力避けるようにしています。
イギリスではマスクをつける人は基本的に見かけないので、感染が広がるスピードは日本より早いのではないかと危惧しています。
*このサイトに掲載されているコロナウイルス対策は、マスメディアによって得た個人的な見解です。コロナウイルス対策については、専門家や医師の見解を参照してください。
海外在住者に対して日本一時帰自粛へ
私の働いている会社では、アルコール消毒液がオフィスの入り口やトイレに設置されました。
また、海外駐在者に対して、日本への一時帰国を自粛するように要請があり、帰国を予定していた人もキャンセルを余儀なくされました。 海外出張も基本的に禁止されています。
中国へ行くのは禁止、海外の他のエリアに行くのも基本的には禁止で、やむを得ない場合などは普段より上のレベルの人の認可が必要になりました。
日本では食堂のテーブルの片側の椅子が全て撤去され、全員同じ方向を向いて食事をするようになりました。
また、在宅勤務も社内に広がっており、在宅でも業務が可能な部署は在宅で行うようになりました。 子供が休校になったケースの補償などについてはまだ議論が進められています。
イギリスではリモートワークの導入が進んでいる
私が駐在しているイギリスの方の会社では、すでにリモートワークは導入済みです。
私自身も、妻の体調が悪い時に、実際に使用したことがありますが特に問題はありませんでした。
業務を行う上で、社内ネットワークにアクセスする必要があるのですが、会社のノートパソコンにツールが入っており、家のネットワークに繋げば、会社のネットワークに接続することができるようになっています。
ビデオ通話などのツールも導入されているので、相談事やミーティングなどの場合でも、オフィスにいる人と同等に話すことができます。
こちらの会社では在宅勤務は当たり前のように行われています。その理由も様々で、車が故障した、家族の面倒を見ないといけない、病院に行かなければならない、などあります。
リモートワーク体験者から見たメリットとデメリット
私はリモートワークを行うことについては賛成です。私自身リモートワークをしたことがあり、特に問題があるとは思いませんでした。
通勤時間も割愛できるため、時間をより有効に使えると思います。
また、職場では人に話しかけられて自分の手が止まってしまうことがありますが、その回数も減り、より業務に集中できると思います。
ただ、リモートワークを導入する障壁はあると思います。
オフィスにある機材を使わなければいけない人は、それを自宅に持ち帰っていいのか、あるいは自宅から使用できるようにするのか、などの議論が必要になります。
また、自宅で業務を行っていることを証明する必要がある場合は、それらのシステムも考える必要があると思います。
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